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ごしんじょう療法を行う治療院、施術所は全国各地にありますが、本療法は習得度によって治療効果に大きな差があります。中には高額の施術料を請求している施術所もありますが、貴峰道とは一切関係ありませんのでご注意ください。地方で施術を受けたい方は、必ず貴峰道にお問い合わせください。

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第17回 花粉症

国民の5分の1にあたる約2000万人が発症しているとされる花粉症。環境省によれば、今春の花粉総飛散量は全国的に多く、地域によっては昨シーズンの10倍以上という。この辛く憂鬱な春の症状にも、ごしんじょう療法は大いに助けになる。貴峰道では、花粉症治療で症状が改善した例だけでなく、持病や重度の病気(主訴)を改善するためのごしんじょう療法によって、主訴と同時に花粉症の症状も改善されたと意想外の効果を喜ぶ人も少なくない。

約40年前に発症、鼻水が止まらない

東京都内で販売員をしている鶴田重雄さん(仮名、66歳)が花粉症を発症したのは今から約40年前。花粉症という言葉が今ほど浸透していないころで、職場でも鶴田さんの花粉症は珍しがられたという。
「僕はスギの木に囲まれた飛騨高山に生まれ育ち、子供のころは笹竹にスギの実を詰めて飛ばすスギ鉄砲で遊びました。若いころはスギ花粉なんて何ともなかったのですが、上京してしばらくしてからアレルギー反応を起こすようになったんです。
当時は『シティボーイになっちゃったからじゃないの?』なんて、よくからかわれました。なにしろ、2月から5月まで、年によっては8月くらいまで、左の鼻から鼻水がダラダラダラダラ四六時中垂れてくるのです。目の痒みやくしゃみもありましたが、接客業ですから、お客様の前で鼻水を垂らしているわけにいかないので、毎日朝昼晩、鼻炎薬を飲みましたが、ひどい時は薬を飲んでも鼻水がツーッと流れ落ちてくるのです。ハンカチを毎日3枚は持ち歩き、それでも足りない時もありました。本当にひどい花粉症でした」
鶴田さんは平成13年に膝の痛みで貴峰道に何回か通い、しばらく間をあけて平成14年1月から週1回通うようになった。慢性的にあった肩のコリと痛みがひどくなり、仕事に影響するようになったからだ。
ごしんじょう療法によって肩の痛みはすぐにとれたが、疲労回復と健康維持のため、それから現在まで、毎週必ず貴峰道に通い、自分でも毎日ごしんじょう療法を実践している。

定期的なごしんじょう治療で、薬が不要に

そんな中、鶴田さんはふと、花粉の季節にうれしい変化を感じたのだという。
「平成14年春から花粉症の症状が突然軽くなったんです。長年、春の4カ月間は毎日3回飲んでいた薬もほとんど飲まなくなり、ここ数年はほとんど飲んでいません。飲んだとしても、重要な仕事の前に安心のために予防的に飲むもので、せいぜいシーズンに2、3回です。鼻がムズムズ感じた時は、自分でごしんじょうを鼻の穴に入れて治療するとその場で鼻がスーッとし、鼻水が出なくなります。僕の花粉症は職場で有名でしたから、症状がなくなったことに、周りがみんな驚いていますよ」
職業病だと思っていた肩の痛みが全くなくなったうえに、30年以上苦しみ、一生つきあう覚悟だった花粉症も全く気にならなくなったという。鶴田さんにとっては望外の治療効果だ。
鶴田さんはいう。
「ごしんじょう療法を受けると、手からビリビリと何かが出ていくのが分かります。これが貴田先生の言われる邪気なんでしょうね。鼻や目などに大量に溜まっていた邪気が手から抜け出ていることを治療の度に実感しています。
体調を崩したり、足を痛めたりすると、必ずすぐに貴峰道で治療していただきますが、その即効性は本当にすごいです。おかげでお客さんからは『いつも顔の色艶がいいですね』と言われる毎日を過ごしています。なにしろ、今は季節に関係なく、年間を通して体調がいいんですから。
梅の香りが漂い始めると、僕の健康はごしんじょう療法のおかげだとつくづく思います。ごしんじょうに出合わなければ、僕の体は悲鳴をあげ、今のように元気に仕事を続けていられなかったと思っています」

過剰の電磁気エネルギーの場を正す

ごしんじょう療法でなぜ花粉症が改善するのだろうか。
「花粉症の本質は邪気です。ごしんじょう療法で邪気がとれれば、即時的にとれた分だけ目の痒みや鼻づまりが改善されます」
貴田晞照師は、ほかの病と同様に「邪気」という言葉を使ってシンプルな理論を軸に、次のように説明する。
「花粉症は花粉が悪いのではなく、花粉に過剰に反応する身体になっていることが問題なのです。それは、目や鼻に過剰な電磁気エネルギー(=邪気)が溜まっている身体です。
花粉症のしくみは、体内に花粉(抗原)が侵入することで、血液中の白血球の一種であるマクロファージが花粉をアレルゲンとして捉え、アレルゲンに反応するIgE抗体が作られ、そのIgE抗体が増えると抗原抗体反応が促進し、目の痒みや鼻づまりなどの花粉症の症状が引き起こされるというものです。
目や鼻が過剰な電磁気エネルギーの場となっていると、花粉と免疫細胞との抗原抗体反応が促進され、アレルギー症状が引き起こされるのです。
ごしんじょう療法で身体の過剰な電磁気エネルギー(邪気)を取り去り、正しい生命エネルギーの場になれば、抗原抗体反応が起きないようになるのです」
つまり、ごしんじょう療法では、過剰な電磁気エネルギー(邪気)がとれれば、とれた分だけ症状は改善される。ここでいう邪気とは、東洋医学の正式な用語で、病を引き起こす気をいう。貴田師はその一面として、今の科学の言葉で「過剰な電磁気エネルギー」と表現している。そして、邪気を生む出す原因は過労やストレスなどの心の動き、化学物質などさまざまあるが、近年、大きな原因として電磁波があるという。
電磁波過敏症について研究している北里大学医学部では、ラットの動物実験で、「テレビの電波を長時間浴びた後ほど、スギ花粉点眼後、アレルギー性結膜炎が悪化する」と報告している。電磁波によって花粉症が引き起こされることまでは言及していないが、ごしんじょう療法の取材を続けていると、「国民病である花粉症の増加は、我々の電磁波環境に関係しているのではないか」と思わずにいられない。パソコンや携帯電話をよく使う人、住まいの近くに高圧線がある人などに、花粉症患者が多いように思うからだ。近い将来、電磁波と花粉症との相関が研究解明される日がくるのではないだろうか。

花粉症の対策として、貴田師は、常日頃から自分自身で目や鼻の邪気を抜くことを指導している。ごしんじょうを持っていない人には、「手は第2のごしんじょう」として、貴峰道では手でできる方法を教えている。

平成23年1月20日
久保田正子